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第50話 柊の風邪

last update publish date: 2026-08-24 20:00:00

既読がついたまま、返信のない画面を何度も確認してしまう夜だった。

画面に浮かぶ二文字を見つめながら、様々な悪い想像が頭を駆け巡る。

重い言葉を送りすぎてしまったのだろうか。それとも、あのキスはやはり一時の迷いで、返答に困らせているのだろうか。

結局、一睡もできないまま朝を迎え、仕事中もスマホの通知ばかりが気になって集中できなかった。

昼過ぎ、城島さんからメッセージが届いた。開く前に、少しだけ深呼吸した。

『西園寺さん、社長からご連絡差し上げる予定でしたが、本日から社長が体調不良でお休みをいただいておりまして』

それを読んで、昨夜の「既読」の意味が、ようやく腑に落ちた。

無視されたわけじゃなかったんだ。

安堵と同時に、胸の奥がキュッと締めつけられるような心配が押し寄せる。

私はすぐに返信した。

『体調不良って、どの程度ですか?』

『風邪です。発熱があるため、本日は大事をとってお休みをいただいております。過度なご心

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  • 身代わりお見合いの花嫁〜冷徹社長は偽りの愛を見抜いている〜   第3話 見透かされる嘘

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